今野敏(著) 中公文庫
今野敏氏はご自身も武道家であり、その手の本も多く書かれていると聞いてました。
私にとっては初めての武道モノ
です。
これ、11冊の単行本を4冊の文庫本にまとめた長
いお話です。
正直、長すぎる・・・・(;´Д`) 
♪復讐 孤拳伝 1♪
おはなしは・・・
17歳の少年・朝剛(チャオ・カン)は香港の暗黒街九龍城砦(スラム)で生き抜くため独力で形意拳の一つ「崩拳」を身につけ、香港の黒社会の人間達と日々闘いながら暮らしていた。朝剛にはどうしても果たさなければならない目的があったのだ。実は彼は日本人で本名は朝丘剛と言い、日本から香港に売られスラムで死んだ母の怨みを晴らさなければと考えていたのだ。そんな朝丘剛は日本へ密航を図る。貨物船での労役に耐え、横浜に上陸した彼は、その腕を見込まれ日本のやくざのボディーガードとなるが、中華街の老人から中国武術の極意「功夫」の教えを受けるチャンスを得、特訓に励む。だが、仇の行方をつきとめた剛は、戒めを破り復讐の鬼と化す…。
香港のスラム街で体を売る母と共に暮らし、その母も早くに亡くし、その後は生きるために野生児のように生きてきた少年。
そんな少年が人としての成長の一歩を踏み出すきっかけは、愛する対象を見つけたこと、そして文字を憶えたこと。
今まで母親にしか心を開くことの無かった少年が境遇を共にする美しい少女に惹かれ、復讐しか無かった頭の中に新たな感情が沸き起こります。
そして、全く学校に行くことなく文字を知らなかった彼は日本の青年から字を教わることにより、潜在的に持ち続けていた劣等感を向上心に置き換え、それを喜びと感じるようになります。
1人の少年の成長が描かれていくのだろうなと先が楽しみです。
♪漆黒 孤拳伝 2♪
おはなしは・・・
母の仇を討ち、一旦は山に身を潜めていた剛だったが、横浜に舞い戻ることに。しかし彼が会いたいと願ったマリアの姿は無く、落胆する。そんな剛に「闇試合」のスカウトが声を掛ける。それは松任組が仕切る秘密の格闘技興行、賭博のためのルールなしの危険な勝負への誘いだった。闘い、勝つことに異常な執念を燃やすようになっていた剛は誘いを受け、死をも厭わない闘いに臨む。
う~~~ん。
1巻めは中国武道のこととかが知れて面白かったし、剛の成長が頼もしかったりしたんだけど今回はまた堕落
しちゃうんですよね~(;´Д`)
ちょっとイライラ
しちゃう。
今回の前半は「闇試合」が中心。闘うこと、勝つこと、自分が一番強いであろうことを証明するために試合に臨む強者揃いの試合。
正直、そういう人たちの気持ちが解らないから、ちょっと引いてしまいます。
こんなのがずっと続くのかな?と思って嫌気が差してきたところで新たな展開に。
剛はある人物に負け、自分の力に疑問を抱き旅に出るのです。そこでまた新たな人との出会いが。
剛は勝ち続けると堕落して、誰かに負けて挫折を味わうと成長していくんですね。
いくら体や技を磨いても人としての成長が無い限り強くはなれないってコトなのでしょうね。
私は負けたり傷付いたりするのが怖くて前には出て行けないタイプ。
ちょっと剛を見習わないとダメなのかな~?
♪群雄 孤拳伝 3♪
おはなしは・・・
母の仇を遂げた後、ひとまず身を隠していた山で偶然出会った山の民・由佐肇。剛は戦いを挑むが不思議なまでに勝てない。再度、由佐肇と戦いたいと願い神戸に辿り着いた剛は、偶然救った女実業家のボディガードとなり、暴力団との抗争に身を投じる。戦いの真の意味を見出せないまま、いつしか自分を見失っていく剛。一方、雪辱を期してハードトレーニングを続ける元香港マフィアの宗陵元は確かな手応えを感じ始める…。剛に、宿命のライバルたちと雌雄を決する運命の時が訪れた。
同じような闘いに、成長しない主人公。
正直飽きてしまって・・・・面白くない
。
「闇試合」のライバルだった人が成長する部分が唯一面白かった。
途中で何度も投げ出してしまいそうに・・・(;´Д`) 
♪覚醒 孤拳伝 4♪
おはなしは・・・
強い相手を捜し求めるうちに出逢った、剃髪の剣豪・高松孝道に自分の脆さを指摘された剛は、迷いを振り払うべく真剣の孝道に勝負を挑む。最終的には勝利した剛だったが、彼は決して勝ったとは思えずにいた。孝道の元を辞し沖縄に向かった剛は、偶然出会った強靭な老空手家とのやりとりの中で、大事な何かを掴み取り、再び横浜に舞い戻る。シリーズ完結。
あ~~~~!
やっと読み終わった~~~~。
正直、しんどかったですぅ~
。
最終章はまた剛が成長の兆しを見せるところから始まるので、読んでいて楽しくなってきました。
剛は「誰にも負けない強い人間になりたいから闘うのだ」と言います。
でも彼がどうしても勝てない人たちは
「武道とは人が生きる抜くために活用すべきものである」
「闘わずしてすむなら、そうあるべきである」と言います。
ホントに強い人には手を出すことも出来ません。
そうすれば誰も傷付くことはありません。
闘わずして勝利することが出来る者、それが究極の強者なのですね。
今はアメリカが世界の中ではそういう存在に近いはずなのに、どうして戦争しちゃうかな~?
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今日のお料理は、辛味を抑えたキムチです。
♪糠漬けキムチ♪
見てみて♪