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2012年7月30日 (月)

♪ダークナイト ライジング♪

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英題: THE DARK KNIGHT RISES
製作国: アメリカ
監督:クリストファー・ノーラン
キャスト:クリスチャン・ベイル、マイケル・ケイン、ゲイリー・オールドマン、アン・ハサウェイ、トム・ハーディ他

おはなしは・・・
ゴッサム・シティを襲撃したジョーカーを倒した後、トゥーフェイスことハービー・デント検事殺害の罪をかぶり、街を離れたブルース・ウェイン(クリスチャン・ベイル)。その8年後、再びゴッサム・シティに戻ってきた彼は、街の破壊をもくろむ新たな強敵ベイン(トム・ハーディ)を前に、バットマンとして対峙する……。

「バットマン ビギンズ」「ダークナイト」に続くシリーズ完結編です。
と言う訳で・・・前作を見てないときっと解らないんじゃないかな~?
さらに言うともっと前のお話も知ってないとラストのサプライズ的映像の意味も???に。←私がそうでした(^^;
なのでこれから見ようかなと思われる方は予習しといた方がいいかも。

前作のヒース演じるジョーカーのキャラが凄すぎたので(個人的にヒースのファンなので尚更)今回の敵ベインはイマイチ魅力に欠けます。
が、アン・ハサウェイ演じる「キャットウーマン」はキュートで魅力的。彼女の登場がなかったら暗いだけの陰湿な映画になっちゃったかも。

バットマンであるブルース・ウェインは恋人を失くしたショックで完全なる鬱状態の引きこもり野郎に。執事のアルフレッドからも見放される始末。
そんな中、ゴッサム・シティに核爆弾が仕掛けられるというテロ事件が起こるのです。犯人は酸素マスクのようなヘッドギアのようなものを着けたベイン。
そのベインにブルースは全財産を奪われ、正しく奈落の底に突き落とされるのです。そこから這い上がる主人公の姿はアメコミヒーロー物というよりは人間ドラマ物。
だからと言ってエンターテイメント性に欠けるかと言えばそうでもない。街全体が地下から爆破されていくシーンだったり新たに登場した新型バットモービル(空を飛んじゃうんだ!)は見応えあり。

お話も意外性がいっぱい。
人と人、過去と現在と未来との繋がりが絡んでいきます。
人が強く生きるための教えもあったりして・・・
これで終わりなのが惜しい!
と思ったら次回作の予定があるらしい。ホントだったら嬉しいけどどうなのかな~?

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2012年7月25日 (水)

♪メリダとおそろしの森♪

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英題: BRAVE
製作年: 2012年
製作国: アメリカ

おはなしは・・・
スコットランドのある王国。弓と乗馬が得意な王女メリダは、王国の深い森をこよなく愛し、森と共に育ってきた。しかし娘に女性らしい優雅さを身に付けるようと願い王家のしきたりや伝統を圧し付け、結婚まで決めてしまおうとする厳格な母エリノア王妃と対立。城を飛び出し森へと向かった。そこで彼女は鬼火に誘われるようにして森の奥深くへと入り込み、魔女の家にたどり着く。彼女は自分の運命を変えてもらいたいと魔女に訴えた。しかしその願いは母を熊の姿に変えてしまうという思いもよらない形で叶えられてしまう。森に秘められた運命を知ったメリダは、すべての謎を解き明かし、家族と王国を救えるのか・・・

メリダの我儘勝手放題にイラつく~~。
結婚を圧しつける母親もどうかとは思うけど。
でもそれは平和を幸福を願い、絆を重んじる母の気持ち。
母に呪いが掛けられて初めてそのことに気付いたメリダは、自らの過ちを認め、本当の勇気と強さを得ようと奮闘するのです。

スコットランドの森のアニメーションは素晴らしく綺麗。
登場人物の動きもとっても自然。
さすがピクサーですね。

少女の成長物語ではあるのですが最初の「この親不孝者めが!」のイメージが強すぎて最後までメリダが好きになれませんでした。
母親孝行が趣味だった私には共感出来なかったです。
3つ子の弟やクマになっちゃった母親はキュートなんですけどね~。
面白いと言えば面白いけど好きかと聞かれると
「うぅ~~ん?」
あくまで私の考え方の問題です。

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2012年7月18日 (水)

♪スープ~生まれ変わりの物語~♪

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監督・脚本: 大塚祐吉
原作: 森田健
主題歌: wacci
キャスト:生瀬勝久 小西真奈美 羽野晶紀 古田新太 松方弘樹 他

おはなしは・・・
うだつのあがらない中年男性の渋谷健一(生瀬勝久)は、何をやるにも生気が感じられない。妻とは5年前に離婚し、それがきっかけで娘の美加(刈谷友衣子)とはギクシャクする日々を送っていた。美加が15歳の誕生日を迎えた翌日、出張中の渋谷と、上司の綾瀬由美(小西真奈美)の頭上に突如、雷が直撃。目を覚ました二人が立っていたのは死後の世界だった……。この世界には伝説のスープというものがあり、そのスープを飲めば来世に別人として生まれ変わることが出来るが、その代わり、前世の記憶はなくなってしまうのだという。死んだ今でも娘のことが気がかりな渋谷は、記憶をなくさずに生まれ変わる方法を探ろうとするが……。

生瀬勝久さんって好きです。
その生瀬さんの初主演映画。
その他の出演者も一癖ある?名優さんが多数登場。ちょっと贅沢な映画です。

現世から死後の世界、そして来世の3つの世界が描かれます。
それを自分に置き換えてみる。
来世に今の記憶を持って生まれ変わりたいですか?
それって今の生き方が影響しちゃうんだろうな。
そういった事を改めて考えさせてくれるお話です。

と言うと難しいお話のように聞こえちゃいますが・・・
かなり笑える映画です。
死後の世界が浮世離れしたと言うか←当たり前か(笑)
やりたい放題と言うか・・・人って生きがいが無くなるとこうも奔放になっちゃうのかなと思ってしまうような・・・不思議な世界も可笑しいし、
生まれ変わった15年後の登場人物も前世と比較したら・・・かなり笑える。

父親の子供を思う気持ちだったり、子供が親を思う気持ちだったりに涙する場面も。

私たちはいつか必ず死を迎えます。
その時に迷いがないように今を精一杯生きなきゃなと、そういうことを教えてくれる映画でした。

そうそう、エンドロール後に「ぐぅふふぅ」的笑いのシーン有り。
くれぐれも席を立たないで。

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2012年7月12日 (木)

♪【なめたけ】を作ってみた♪

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ちょっとグロテスクな絵になってますが・・・o(~○~;)o   

食べ物ですからぁ~!

瓶詰めで売ってるのを良く見かけますが家で簡単に作れるってことで”えのき茸”が特売になってたときに作ってみました。

2袋で50円だったんですよ!

作るのも簡単!!

えのき茸を調味料で煮るだけです。

だしの素を使ったので「無添加って訳にはいきませんでしたが買ったよりは安心安全かなと。

そのまま白いご飯で食べてもいいし、お野菜と和えたり、手抜き炊き込みご飯を作ったりと出番は多そうです。

作り方はこちら

http://abata.tea-nifty.com/recipe/2012/07/post-7a68.html

美味いですぅ~(*^¬^*)

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2012年7月 9日 (月)

♪崖っぷちの男♪

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英題: MAN ON A LEDGE
製作年: 2011年
製作国: アメリカ
監督 アスガー・レス
出演 サム・ワーシントン エリザベス・バンクス ジェイミー・ベル他

おはなしは・・・
30億円のダイヤモンドを横領した罪で服役しているニューヨーク市警の元警察官ニック・キャシディ(サム・ワーシントン)は、脱獄し、高級ホテルの高層階に現れた。そして窓枠を越え、飛び降りようとする。大勢の人が固唾をのみながらニックを見守る。ニックは要求を伝えるための交渉人として過去に交渉に失敗したことを悔いるニューヨーク市警の女性刑事リディア(エリザベス・バンクス)を指名する。ニックからある依頼を受けた弟(ジェイミー・ベル)、元同僚のニューヨーク市警警官たち、ニューヨークでも指折りのダイヤモンド王と呼ばれる実業家(エド・ハリス)らの様々な思惑が交錯する中、ニックの本当の目的が明らかになっていく……。

濡れ衣を着せられた元警察官が自分の罪を晴らすために打った大芝居。
ダイヤ強奪事件の裏に気付き、それを証明しようとある綿密な計画をたてた訳です。
彼が飛び降り自殺をしようとする男を演じ、野次馬、マスコミ、警察の目を引き付け、その裏側で着々と計画は進められていきます。

高い所が苦手な私は「男が高層ホテルの窓枠に立ってる」という絵だけで冷や汗だらり状態だったのですが、同時進行の’ある計画’一見大雑把かと思われるその計画は実は1秒の狂いも許されないようなスリリングなもので、もうドキドキハラハラしっぱなし。

ちょっと地味目なイメージを持って観た映画でしたが、アクションも存分に楽しめ、ストーリーも奇抜で楽しめて、ラストもスカっと爽快!
面白かったです。

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2012年7月 2日 (月)

♪骸骨ビルの庭(上)(下)♪

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宮本 輝 (著)    (講談社文庫)

おはなしは・・・
平成6年2月、47歳の八木沢省三郎は東京の大手家電メーカーを退職し、第二の人生を模索する一歩として不動産仲介業のアオヤマ・エンヴァイロメントに就職。初めての仕事は、大阪の十三の通称「骸骨ビル」に常駐し、現在住んでいる住人を立ち退かせるというものだった。
骸骨ビルは昭和16年に建てられ、戦後GHQの接収の後、建主の妾の息子として生まれ認知された息子である阿部轍正のものとなった。しかし戦地から戻った阿部轍正を待っていたのは「骸骨ビル」に住み着いていた戦争孤児たち。阿部轍正と、その友人の茂木泰造は孤児たちを見放さず育てあげたのだった。しかし、このビルが阿部轍正の手に渡ったことに恨みを持った建主の甥の策略によってビルを手放さなくてはならなくなった。阿部轍正はその策略の渦中に死んでしまい、残された茂木泰造と子供たちは失意のうちに亡くなった阿部轍正の名誉が回復されれば立ち去るといってビルに居座っているのだった。
八木沢はちょっと風変わりな彼らと交流し話を聞くうちに人の魂・・・より深い魂・・・というものに思いを馳せるようになる・・

若い男性が縁もゆかりも無い子供を育てるというのは生半可な気持ちでは出来ない。それをやってのけた阿部轍正と茂木泰造の心情はどのようなものだったのでしょう。
親の心子知らずとよく言いますが、この「骸骨ビル」に残る孤児たちはこの育ての親の二人の気持ちをちゃんと受け止めていたのでしょうか。
受け止めていたようでも、更にもっと深いものがあると言う事を、彼らは八木沢に過去の出来事を語ることによって気付かされていきます。
私自身も「ああ、人の愛情ってこんなにも深いんだな」と改めて気付かされました。

こういう事に気付いて生きるのとそうでないのとでは人の幸福度は違ってくるのでしょうね。

本のページが残り少なくなってもなかなかラストが見えてこなくて・・・結局、ちょっと不満が残ってしまったのですが、やはりいい本だったなと感じた次第であります。

あと、美味しそうなお料理のお話も多くてとってもお腹が空いてしまう本でもありました(*^¬^*)

全然関係ないんだけど、今日から計画停電のスケジュールが組まれています。

大丈夫だろうけどちょっと憂鬱です(--;

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