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2012年5月24日 (木)

♪1Q84♪

1q84

村上 春樹 (著)   新潮文庫

村上 春樹氏の久々の長編小説であり、事前に全く内容を明かされなかったという事も手伝ってかなり話題になった本ですね。

おはなしは・・・
1984年。
スポーツインストラクターである青豆(30歳女性)は暗殺者というもう一つの顔を持っていた。相手はDVの加害者。
一方、予備校の数学教師をしている天吾(30歳男性)は物書き志望で小説を書いたりしている。才能はあるがまだ実力を発揮するまでには至っていない。
青豆は幼い頃、両親が熱心な宗教団体の信者であったがため社会からの孤立を余儀なくされていた。そして天吾には母親がいなかったが育ててくれた父親に対して不信感を抱き続けていた。

ある日、青豆は依頼主から「さきがけ」という宗教団体のリーダーの殺害を依頼される。
そして、天吾は”ふかえり”という少女の書いた小説の書きなおしを依頼される。”ふかえり”は「さきがけ」から逃げ出してきた少女だった。
「さきがけ」と関わり合うこととなった青豆と天吾は知らぬ間に今までとは違う世界に足を踏み入れてしまっていた・・

いつもの「村上ワールド」
不思議いっぱいのお話です。
村上ファンなら大喜びなんじゃないかな?

1Q84とは青豆がある日「今自分がいる世界が昨日までの世界とは違っている」ことに気付き、新たな世界に付けた名前です。
イメージ的には宗教団体の核なる者に歪められた世界。
もし、ある日突然、自分の知る世界がまるごと変わってしまったら・・・その新しい世界に反発しちゃう?
でもその事に気付かずにそれが当たり前だと思ってしまったら?
その新しい世界では前の世界では犯罪だったのに、それがが善行だとされていたら?

多分、オウムの事件が土台になってるんじゃないかな?
他にも独裁主義者とかがいる国とか・・・
そういうモノの中では人は人で無くなってしまうのかもしれない。
別の世界に巻き込まれたという事に気付きもせずに殺人すら善行だと思ってしまう。

1Q84年はとっても恐ろしい世界。
でも最後はほんの少し明るい未来が予感できて、というか、そういう未来を祈らせてくれるラストになってます。

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コメント

ふ~っと浮かんだのが、
今のギリシャでした。

投稿: コスモ | 2012年5月25日 (金) 08時19分

♪コスモさん、こんにちは♪
そうですね。
周りは「バッカじゃないの!」「常識で考えろよ!」って思ってるのにね~。その常識がもう解らなくなってる。
身の丈に合わない「年金制度」「社会保障」が身の丈に合ってるように見える世界に紛れ込んでしまったのかも(ーー;

投稿: あばた | 2012年5月25日 (金) 15時10分

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