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2012年2月27日 (月)

♪葉桜の季節に君を想うということ♪

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歌野 晶午 (著)   文春文庫

2004年板このミスで1位、2003文春ベスト10で2位を獲得した作品です。

おはなしは・・・
いつものようにフィットネスクラブで汗を流していた成瀬将虎は、ある日後輩のキヨシから、彼が密かに想いを寄せる愛子の相談に乗ってほしいと頼まれる。
久高愛子は、轢き逃げに遭い亡くなった身内が悪徳商法業者・蓬莱倶楽部によって保険金詐欺に巻き込まれていた証拠を掴んで欲しい、家柄の手前警察には相談しにくいと依頼してきた。「何でもやってやろう屋」を自称する元私立探偵・将虎は蓬莱倶楽部を調査することに。
同じ時期、将虎は地下鉄に飛び込もうとした麻宮さくらという女性を助ける。それがきっかけとなり、以後何度かデートを重ねる仲になる。
将虎の恋の行方と、保険金詐欺事件の真相究明、2つの出来事が交錯する。

題名からして爽やか系、癒し系かと想像してたのに、最初っから全く違うイメージで「あれれ???」
この将虎。定職には就かずある時は警備員、またある時はパソコンのインストラクター、またある時は映画のエキストラとニート的生活を送ってはいるのですが朝型で毎日のフィットネスは欠かさず健康的な自由人。兄貴肌で行動的でなかなかカッコいいのです。身の危険も顧みずに侵入調査する将虎は20歳の頃に探偵としてヤクザになりすまし暴力団の一員になった経験もあり根性の座り方が違うのです。

素人探偵の危なっかしい捜査にハラハラドキドキしながら読み進めます。

しかし悪徳商法って減らないですね。人の弱みに付け込むんですね。こういうのに一番引っかからないのは大阪人だと聞きました。何が違うんだろう?

と普通ならこの程度で感想は終わるのですが・・・
このお話はラストで大どんでん返し!!!
「ええぇぇぇぇ~~~~?????????????????????????????」
今までのイメージが急に全てくすんで見えてきて・・・それを確かめたくて最初から読みなおそうかなと思ったりして。
兎に角ビックリです。
でも最後の最後にまた晴れた明るい光に包まれた爽やかな気分に戻ります。この本のタイトルの意味も納得。

普通のハードボイルド系ミステリーとして楽しめ、恋愛小説としても楽しめ、反則技ミステリーで驚愕し、自分の将来について少し考えさせられたりもして。
読みごたえのある一冊でした。

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コメント

こんにちは。
ひょっとして、さくらが保険金詐欺者かな。なんて勝手な想像をしてしまいました。

今日、映画を見て来ましたよ。
大切な人を失くして大きな喪失感を経験している人は、この少年の必死の父親探し、分かるのではと思いました。
今の時代、何時何が起きるか分からないだけに、大切な人や親しい人と普段からしっかりとコミュニケーションを取ることの大切さを再認識しました。

投稿: ソナタ | 2012年2月27日 (月) 16時55分

sonataさん、こんにちは♪
悪徳業者が健康の水とかを売り付ける時に「サクラ」が出て来ました。でも、タイトルのサクラとは関係なくて、このタイトルの「葉桜」ってとこがミソなんですよね~(^-^

>大切な人や親しい人と普段からしっかりとコミュニケーションを取ることの大切さを再認識しました

喪ってから、その大切さを実感するのなんて辛すぎますもんね。まだまだ毎日を後悔の気持ちで過ごしています。その分、人に優しく誠実にと心掛けるようになりました。

投稿: あばた | 2012年2月28日 (火) 08時40分

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