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2012年1月27日 (金)

♪誘拐児♪

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翔田 寛 (著)  講談社文庫

第54回江戸川乱歩賞受賞作という帯に惹かれて購入です。

おはなしは・・・
昭和21年、終戦翌年の誘拐事件。身代金受け渡し場所は混乱の闇市。犯人確保に失敗、さらに誘拐された5歳の男の子は帰らず・・・。そして15年後、路上で殺害された女性。その捜査線上に15年前の誘拐事件の片鱗が・・・。過去の事件がふたたび動き出す――。人間の非情と情愛を見つめる魂の物語。

途中、全然犯人が見えてこないです。登場人物が多いので頭が混乱してしまう部分も。私が馬鹿なのか・・・(--;
でラスト近くでバタバタバタっと推理されてしまって・・・ちょっと置いてけぼり気分。

女性の殺人事件が起こったのと同時期に、20歳になる青年が母親の死によって自らの出生に疑問を持ちます。まぼろしのように現れる虐待を受けた記憶、そして体に残った傷痕。しかし確固たる記憶として残されている母の無償の愛。彼の恋人はそんな彼を救おうと母親の過去を調べだします。
一方、二組の刑事が別々の視点から犯人に近づいていきます。

なので事件は3方向から解明されていき、事件自体も過去の誘拐事件と現在の殺人事件の2つを追う形。
ややこしそうでしょ~<(´ロ`;)>
でもね、この作家さんの力なのか飽きずにドンドン読み進めることができます。

サスペンスという部分ではあまり好きになれなかったけど最後にクローズアップされた母子の話の部分には感動。
トータル、まぁまぁ好きな作品かなと。

文学賞と言えば、こないだの芥川賞の田中さん。ご機嫌斜めでしたね~。
嫌なことがあったのかも知れませんが酔っ払いがイチャモンを付けてるようにしか聞こえなかったです。
反論があるならもっと大人な態度でお願いしたいなと思ったりしました。でないと作品が可哀想です。

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コメント

> でないと作品が可哀想です。

あばたさん、さすが!良いこと言いますねぇ。
その通りです。

推理小説って、あまり読み手の裏を書こう書こうとして、話の本筋よりも裏読みに力が入りすぎると、本末転倒なものもあって。
推理でもサスペンスでも恋愛でも。ベースは小説なんですよね。小説としての骨格がしっかりしているものは、ジャンルを超えて面白いですよね。(・・・て書いてあることとは関係なくてごめんなさい)

投稿: lastsmile | 2012年1月27日 (金) 20時12分

lastsmileさん、こんにちは♪
>ベースは小説なんですよね。

私もそう思います。
本って映画とかと違って付き合う時間が長いからその過程も楽しめないと結論「つまらない」で終わってしまいます。
で結論までの道のりが長い分だけラストが尻つぼみになってたりすると「も~~~~ΣΣ(((゜`Д´゜ノ)))ノ」って気持ちも強くなります。
なので面白い本に出会うととっても嬉しくなりますね。

投稿: あばた | 2012年1月28日 (土) 09時26分

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