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2011年9月 9日 (金)

♪シンメトリー ♪

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誉田 哲也 (著) 光文社文庫
 
代表作の『ストロベリーナイト』や『ソウルケイジ』に続く「姫川玲子シリーズ」の短編小説集です。

おはなしは・・・
 「東京」
品川東高校の女子水泳部員がプールのある屋上から飛び下りる事件が起きた。当初は事件性は無く自殺と見られていたが疑問点も多く残されていた。そんな中、姫川はこの水泳部にいじめがあったと気付き・・・
 「過ぎた正義」
姫川は今日も休暇を利用して、その男に会える可能性が僅かにあ る某少年刑務所に向かう炎天下の裏路地を歩いていた・・・
監察医・ 國定から聞いた、「精神鑑定の結果無罪となった殺人犯と、未成年 であるためにすぐ釈放された殺人犯の二人がそれぞれ交通事故と薬物中毒で亡くなっていた。。何者かの意思のようなもの を感じなくはないが・・」という言葉が気になり、二つの事件の関連を調べ、そしてある男の存在に辿りつく。
 「右では殴らない」
覚醒剤使用の痕跡がある男性が、立て続けて劇症肝炎で死亡する事件が起きた。玲子がその話を國奥から聞いたわずか3日後にも同じ死者が出てしまった。所轄も覚醒剤取締法違反程度にと思っていたが、直感的に事件の匂いを感じた玲子は、連続殺害事件として動きだし、被害者の携帯電話からある共通の人物に辿りつく・・・。
「シンメトリー」
百人を超える死者を出した列車事故。原因は、踏切内に進入した飲酒運転の車だった。危険運転致死傷罪はまだなく、運転していた男の刑期はたったの五年。目の前で死んでいった顔見知りの女子高生、失った自分の右腕。元駅員は復讐を心に誓うが…
「左から見た場合」
男が何者かによって刺殺された。その死体のそばでみつかった携帯電話には、045 666とだけ入力されていた。被害者の携帯電話の電話帳に、登録されていた"渡辺"という人物。この渡辺について気になりだした玲子は・・・.。
「悪しき実」
「マンションの部屋で男が死んでいる」と通報をして、同室の賃借人の女性が姿を消した。玲子たちはその女性"美津代"の身柄を確保した。検死結果では死んだ男性が他殺か自殺かの判断がつかず、美津代を問いつめても、「私の亭主で、私が殺した」としか答えない...。
「手紙」
中目黒の児童公園内で40代OLが、胸部や腹部の3箇所刺され、失血死した事件が起こった。殺された女性は会社で金貸し、延滞すると関係を迫るという証言を聞き・・・

「姫川玲子シリーズ」っぽくないかも。
グロい。痛い、エンターテイメント性が高いってのが定番かなと思っていました。なのに今回のは普通の刑事モノだったので「あれ~?」って思ってしまった。姫川玲子じゃなくてもいいじゃんって。
でも彼女の独特の野性的勘は健在。
で、それぞれにドラマがあって。結構読ませるお話になってました。
少年犯罪だったり、いじめだったり、意識しない罪だったり、ちょっと考えさせられるお話が中心。
まさか、あんなことがこんな大ごとになるなんて!ってここに登場する犯人たちの声が聞こえてきそう。
大火災だって小さな火種が原因だったりするわけです。

自分の行動が何にどう影響するか。そういう想像力って必要なんですよね。

そういえば「ジウ」がドラマになってますね。
このブログのアクセスキーワードもトップになってたりしてます。
あの世界感はドラマでは出せないと私は見てませんが(^^;

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コメント

小さな事からおおごとになりますよね。

投稿: コスモ | 2011年9月10日 (土) 16時35分

私も同じ感想です。
らしくなかった…

今度ドラマ化されるのは『シンメトリー』からが多いみたいです。
短編よりじっくり長編の新作が読みたいな〜。

投稿: yumiko | 2011年9月16日 (金) 20時25分

♪yumikoさん、こんにちは♪
ちょっと別モノですよね。
これもドラマ化されるんですか?!
それならシンメトリーはピッタリかもしれません。
ひょっとしてそれを意識した?(笑)

投稿: あばた | 2011年9月20日 (火) 12時34分

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