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2011年9月 5日 (月)

♪別冊図書館戦争I♪

2

有川 浩(著) 角川文庫
図書館戦争シリーズ(5)。

前にご紹介した『図書館戦争』シリーズのスピンアウト。
今回は図書館で起きた小さな事件のお話を交えながら当麻亡命事件後、付き合うことになった郁と堂上の恋が中心になります。

短編っぽい創りになってるのであらすじは上手く伝える事は出来ません。
ただ甘い!ってことだけは伝えておかねば。

今回は大きな事件とかってのは無くて、郁と堂上の痴話喧嘩?があって、仲直りしたいけどきっかけと言うか、タイミングと言うか、なかなか上手くいかなくて・・・みたいな少女漫画チックな展開。
そんな郁は柴崎の言うところ「純粋培養乙女」
その原因が郁の母親のマインドコントロールにあると。親が子供に与える影響っていうのは有川さんの作品ではよく取り上げられるお話ですね。子育てって怖いなって思ってしまう。

図書館にいつも酔っ払ってやってきては児童室などで寝てしまう男のお話や、図書館の貴重資料を盗む男や、大きな犬をリード無しで放す老婦人など、何処にでもありそうな迷惑人間が出てきたり、やんちゃ坊主が実は親から虐待を受けてたってお話とか、若干平和になった図書館でのエピソードを交えながらお話は進行していきます。

そんな中で痛快なのは「木島ジン」という作家の良化法に対抗するやり方。
良化法では禁止されていない言葉のみを使って、「これでもか!」ってくらい差別的表現を作って、それで小説を作ってしまう。
それは良化法に対する挑戦状なのです。どんな単語を使おうが、その言葉を発する者によっては凶器にもなる、またその逆もあるってことですね。

まぁ、何度も言うようですが恥ずかしくなるほど甘い恋愛小説になってます。
が、それ以上に笑える!
甘いお話が苦手じゃなかったらぜひ読んでみて(^^)ノ

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コメント

 確かに大甘の小説だけど、元の図書館戦争を知っていると、ついニヤニヤ。郁と堂上の不器用な恋も、なかなかいいですねー。任務となると、つい女を忘れる郁だけど、一途なところがなんともね。
 クールな美女・柴崎と手塚の恋もなかなか大変だったりして。

 差別用語、使う人の心次第ということは確かにあるでしょうねー。公僕!なんて、言い方によってはすごい言葉だと思う。

投稿: マサエ。 | 2011年9月 6日 (火) 17時42分

やっぱり原作もラブコメ調なんですね(笑

図書館での迷惑話といえば、本の特定のページが破られてるのがありました。
あれはほんと止めてほしいです。

投稿: tkc | 2011年9月 6日 (火) 20時53分

♪マサエ。さん、こんにちは♪
顔面流血しつつも自慢げにニっと笑ってる郁の顔を想像したら・・・もう笑えて笑えて。電車の中で読んでたのですが笑いをかみ殺すのに苦労しました(^^;

公僕!
そう思って見てみると凄い字を使ってますよね。今まで意識してませんでしたが・・・

柴崎と手塚の恋。別冊Ⅱで発展があるのかなとちょっと期待してるのですが。もう発売されてるはずなので楽しみにしてます。

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♪tkcさん、こんにちは♪
かなり笑えます。漫画を意識して書いたのかな?と思えるようなお話でした。
本を破るなんて本好きとしては許せない行為ですね。図書館ならコピーとかもOKのはずなのに信じられません。嫌がらせ?
自分さえ良ければって人がいますからね~(`ε´)

投稿: あばた | 2011年9月 7日 (水) 11時09分

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