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2010年6月 7日 (月)

♪告白♪

Photo

他の映画とどっちを観るか悩んで、上映時間が都合がいいからとコレをセレクト。
思った以上に衝撃的な映画でした。

おはなしは・・・
とある中学校の1年B組、終業式後の雑然としたホームルームで、教壇に立つ担任の森口悠子(松たか子)が静かに語り出す。「わたしの娘が死にました。警察は事故死と判断しましたが、娘は事故で死んだのではなくこのクラスの生徒2人に殺されたのです」
森口の3歳の一人娘・愛美は、彼女の勤務する中学校のプールで溺死体にて発見された。彼女はあることをきっかけにその死の事実に行きあたり、復讐へと歩みだす。森口は学校を退職し、そして4月、クラスはそのまま2年生に進級。犯人のひとりAはクラスのイジメの標的になっていた。そして、もうひとりの犯人Bは登校拒否し、自宅に引きこもっていた…。

登場人物全てが歪んでいて全てが不幸。
こういうと救いようのないお話のように感じますよね。
確かにそうなのですが、それだけに終わらないものが、この映画にはあります。

お話は、この映画のタイトル通り、全て「告白」という形で語られていきます。
娘を殺された女性教師の告白。
母親に見捨てられ、その母親に認められたいと望む少年の告白。
人を殺めた息子を庇う母親の告白。
淡々と語られるその内容は全てが自己中心的で、ある部分歪められ、そして醜い。

母親に捨てられる者。
親の溺愛に封じ込められる者。
世間の間違った認識によって引き離される親子。
日常とはかけ離れた状況に見えて、意外と身近にありそうな・・・と言うか、私たちがただ見ないふりをしてるだけのような現実。一歩間違えば引きずり込まれそうな・・・そんな現実をまざまざと見せつけられたような気がしました。

娘を殺された女性の復讐劇。
その中には、複雑で生きづらい世の中への警告が見え隠れしています。

映画ならではの映像、演出がその不気味さを増長させ、非現実的であるにも関わらず、どこか生々しい。
救いようのないお話ではあるのですが、そこに命の大切さを感じさせる、残酷なおとぎ話。

観ていて辛い映画ではありますが観て損のない映画でもあります。

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コメント

この映画、予告をみたときからすごく気になっていたんです。
ゆっくり映画館に行くことはしばらくできそうにないので、DVDになったら必ず観ます!!

投稿: みち | 2010年6月 7日 (月) 22時42分

こんばんは!もう観てきたのですね!
私はこの原作を去年くらいに読みました。
読後、非常に後味が悪かったのですが、一児の母として、「母親の育て方次第ではこんな子に成長してしまうことだってあるかも・・・。」と考えさせられもしました。
映画は私が好きな「嫌われ松子の一生」や「パコと魔法の絵本」を撮った監督さんだし、あの先生役が松たか子なので後味悪くても絶対に観たい!と思っていた映画なんですよ。
多分、近日中に観に行くと思います。

投稿: pingu | 2010年6月 7日 (月) 23時08分

救いのないお話だと聞いてたので、見るのを躊躇してたんです。
でも、それだけでは終わらない映画なんですね。
中島監督の作品だと、「下妻物語」が一番好きです(*゚ー゚*)

投稿: コフィー | 2010年6月 7日 (月) 23時13分

私も見に行きたいって思ってますhappy01
CM見てても衝撃的ですよね。
新聞の批評欄でもすごく高評価でした。
題材は決して明るいものではないけれど、
この監督らしく最後に感じるのは爽快感ですらあるって…
松さんのあの独特のテンションのCMが頭からはなれないbearing

投稿: yumiko | 2010年6月 7日 (月) 23時41分

お、さすが!これはいい!
監督の前作「パコ」が大好きだったんで、これはもう行きますよ!!今週はまた色々と忙しソーですが、間隙を縫っていってきます!

投稿: lastsmile | 2010年6月 8日 (火) 00時39分

♪みちさん、こんにちは♪
ぜひぜひ、観てください。
子供の辛さや子供と接することの難しさとか、親の立場から観るとまた違った見え方がするかもしれません。
また感想を聞かせてくださいね(#^.^#)

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♪pinguさん、こんにちは♪
原作を読まれたのですね。
私は映画を観て、原作を読みたいなと思いました。
文章になるともっと重いのかもしれませんね。
映像は「嫌われ松子の一生」や「パコと魔法の絵本」のとは異なりますが、何処が非現実的めいた感じが。
その映像に救われてるのかも(--

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♪コフィーさん、こんにちは♪
私も「下妻物語」が好きです~(*゚ー゚*)
ああいう明るいお話だといいのですけどね~(--
確かに救いは無いのですが無理に救いを求めるよりはミステリーとして楽しんだ方がいいかも。
でもユーモアも盛り込まれてるし、映像も面白いし観て損は無いと思いますよd(o^v^o)b

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♪yumikoさん、こんにちは♪
「どっか~ん!」
確かに衝撃的でした ( ̄ω ̄;)!!
爽快感というのはちょっと別の意味合いが含まれているかも知れません。
ただ絶望感を感じないのはこの監督ならではなのかも。
ぜひあの「どっか~ん!」を大音響で味わってきてください(笑)

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♪lastsmileさん、こんにちは♪
「ハコ」とは色合いもテンションも真逆。
モノクロームかと思えるような暗~い映像。
でも摩訶不思議な世界感はこの監督ならではですね。
ぜひご覧になって衝撃を受けてらして~(^^;

投稿: あばた | 2010年6月 8日 (火) 14時38分

 これ、小説の方もかなり反響が大きかったようですし、興味深い内容ですねー。
 しかし、今日通院日だったので、今週はちょっと無理かなー。来週はまた見たい映画があるしー。うーむ。

投稿: マサエ。 | 2010年6月 8日 (火) 16時36分

社会の隠された現実を炙り出す告白という感じでしょうか。何か怖いような、でも知りたいような。
きっと誰にでも似たような問題は、存在するのかも知れないですね。その時、どう対処するかが問題なんですね。ほとんどの人は殺人などはしませんから。

投稿: sonata | 2010年6月 8日 (火) 18時29分

♪マサエ。さん、こんにちは♪
原作がいいからミステリーとしても秀作でした。
犯人は最初から解ってるのですが、その心理だったり、森口の行動だったりが予想がつかない。
観たい映画は固まってやってきますからね~。
私も最近は観たい映画を見逃しがちです(--;

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♪sonataさん、こんにちは♪
>その時、どう対処するかが問題なんですね

ソコなんですね。
昔なら親身になって相談に乗ってくれる友達がいたり、親子の会話があったり、そういうところから解決する問題って沢山あったように思います。
今は・・・コミュニケーションの在り方。考え直す時期かも(-。-;)

投稿: あばた | 2010年6月 9日 (水) 12時28分

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