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2010年5月10日 (月)

♪9 (ナイン) 9番目の奇妙な人形♪

9_3

これも上映館数が少ないかもしれません。
これ、第78回アカデミー賞短編アニメ部門にノミネートされたシェーン・アッカー監督による同名タイトル作品を、ティム・バートンのプロデュースで長編映画化したというもの。

おはなしは・・・
古びた研究室の片隅で、麻を縫い合わせて作られ、腹部には大きなジッパーがつき、背中に数字の「9」が描かれた奇妙な人形が目を覚ます。人形が外に出てみると街は廃虚と化しており、ぼう然とする彼の前に「2」の背番号を持つ人形が現れ「自分たちは仲間だ」と言い、壊れていた「9」の発声装置を直してくれる。しかし、突如現れた巨大な機械のモンスターが彼らに襲いかかり、「9」を庇った「2」を連れ去ってしまう。途方に暮れる「9」の前に「5」の番号を持つ人形が現れ、他の人形たちの隠れ家に連れていかれる。「9」は「2」を救出しようと提案するが長老の人形「1」に反対され……。

人間は自分たちの作ったテクノロジーによって絶滅させられてしまった。
その世界に取り残された人形たちの使命とは。

ちょっとみっともない姿の人形たち。
麻袋で作られ、手縫いの糸がやたらと目立ち、坊主で下半身が大きくて。
今時の子供なら「気持ち悪い~」って放り出してしまうかも。それとも「キモ可愛い」とか「ご利益がありそう」とか言い出す可能性も(笑)
そう、見た目はイマイチなのですが、何処か暖かみのある憎めない人形たち。
廃墟と化した暗く冷たい世界には全く似つかわしくない存在。そんな存在だからこそこの世界に必要とされる存在なのです。

「2」を助けたいと危険を顧みない正義感が強く直感で行動する「9」
人形たちが平穏に過ごせる場所を守るためには「2」を見捨てるしかないと言う独裁者的な「1」
小心者だが心優しい「5」
「7」は唯一の女性だが自立心が強く、唯一人武装し、機械のモンスターと戦っている(ガッチャマンみたいでカッコいいです。)
人間の世界の縮図のような人形の世界。そこには過ちを犯した人間の希望が込められているのです。

どんなに優れたモノだって使い方を間違えばそれは悲劇を生みます。
核だってそうですよね。
このお話の主人公がロボットではなく麻布で作られたお人形だってことに大きな意味があるように思いました。

元の短編アニメが素晴らしいらしいです。
そちらもぜひ観てみたいなと思いました。

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コメント

ストーリーは面白ソーですが、キャライラストにはちょっと抵抗感も。
ただあばたさんの感想を観てると、あれ?面白そーじゃん。。そんな気持ちです。
でもなんか009みたいですね。

投稿: lastsmile | 2010年5月10日 (月) 23時40分

あばたさん こんにちわ~happy01

映画の紹介番組で少しだけ見ました。
人形の映像だけで、題名も覚えていなかったのでcoldsweats01
あばたさん さすがですnote
なかなか情報少なかったので、どんな映画かなぁって
思っていた作品のひとつです。

そういえば最近 お人形さんもった子供ってみかけなくなりましたねぇ
ロボットや動物のぬいぐるみよりは映画の想いが伝わってきそうですね

短編もあるそうですが、子供より大人向け?かな

投稿: ユウキ サンタ | 2010年5月11日 (火) 11時27分

製作者の発想が良いですね!

ハイテクでない、素朴さが逆に新鮮だと思いました。

投稿: コスモ | 2010年5月11日 (火) 11時41分

♪lastsmileさん、こんにちは♪
この映画、ヨーロッパ系っぽいです。
全体に暗くて陰鬱。
キャラクターもそんな感じですね。
まっ。ティムバートンの作品って元々毒がありますからね~。
でもね、結構アクションが凄かったりするのですよ。
ドッカンドッカンって。
人形の動きもスピーディーで。
エンターテイメント性も押さえてあるんです。
ただ、そのあたりが逆にミスマッチと取られる人もいるかもしれません(--

*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~

♪ユウキサンタさん、こんにちは♪
そう、完全に大人向けですね。
ブラックファンタジーです。
私も観ようかどうしようか悩んでたのですが基本的にファンタジーが好きなので。
お人形さんって最近は子供より大人の方が好きだったりしてますね(笑)
人形相手に遊ぶことで学ぶことって多かったように思うのですが・・・

*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~

♪コスモさん、こんにちは♪
>製作者の発想が良いですね!

そうなんですよね。
ストーリー的には「ウォーリー」と似てる部分もあるのかなと思うのですがロボットと人形の違いだけで背負ってる重みが違って感じられるんですよね。

投稿: あばた | 2010年5月11日 (火) 12時25分

 これも上映館が少ない映画ですねー。田舎のシネコンではやっていません (ーー;)。これも私好みの映画らしいのですけどねー。キモ可愛いSFファンタジーというところがね。
 核戦争後の廃墟、想像すれば分かるはずなのに、核軍縮さえなかなか進まない。人間の業でしょうか。
 

投稿: マサエ。 | 2010年5月11日 (火) 18時05分

マサエ。さん、こんにちは♪
同じティムバートン監督なのにアリスは全シネコンでやってるはず(-_-)
確かに癖があるから収益には繋がらないのでしょうね。
そうそう、これに出てくる「7」は絶対にマサエ。が好きになるタイプですよ。ラストに希望を感じるのもいいし、機会があればぜひ(^O^)/

投稿: あばた | 2010年5月11日 (火) 19時09分

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