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2009年8月 3日 (月)

♪裸者と裸者♪

Photo_2 打海 文三 (著)  (角川文庫)

未読の本の山を整理してたら出てきた本です。
先日、ブログのお友達が紹介されていて、興味があった本だったので、自分が買っていたことにビックリです ( ̄ω ̄;)!!
全く記憶に無かったものですから・・・(^^;
帯に私の好きな作家さんの伊坂幸太郎氏の推薦の言葉があって、そこだけを見て買ったんだと思います(^┰^;)ゞ

おはなしは・・・
近未来。世界中に不穏な動きが・・・。中国の中央政権が倒されて、各軍管区が覇を競い、二自治区が独立を宣言。ロシアでもサハリン油田の冨を背景に極東シベリア共和国が誕生し、一気に大動乱の時代が到来した。戦禍に苦しむ大陸の人々は日本を平和で裕福な国と考え、日本に流れ込んで来た。そんな日本も金融システムの崩壊と経済恐慌と財政破綻がおき、貧困層、社会的弱者、出稼ぎ外国人たちが路上に放り出され、食糧暴動が頻発して治安の悪化は極限に達した。
応化二年二月十一日未明、<救国>をかかげる佐官グループが第一空挺団と第三十二普通科連隊を率いて首都を制圧。それに呼応して、全国の基地で佐官が率いる部隊が将官の拘束を試みた。小戦闘、処刑、新しい司令官の擁立があった。同日正午、首都の反乱軍はTV放送とインターネットを通じて<救国臨時政府樹立>を宣言。同軍は政府軍と反乱軍に二分した。

そんな混乱の中、父親を爆撃で、母親を拉致され孤児となった少年・佐々木海人とその妹弟たちはアパートの階段下を借り受けつましく暮らしていた。しかし、ある日仕事帰りの海人は武装勢力に拉致され、少年兵として前線に立たされることに。なんとか脱走した海人はその途中で家族を武装勢力に殺された月田桜子・椿子の双子の姉妹と出会い、一緒に命からがら常陸市へ逃げ出した。
しかし、そんな海人は再び徴兵されることとなってしまう。妹弟を守るために闘うと誓った海人は、マフィヤから麻薬、敵軍からは武器を奪い、それを換金した金で隊を強化しのし上っていく。
一方、月田桜子・椿子姉妹は自分たちの道を進むべくトラック運送を始めた。しかし、ある日暴動に巻き込まれ軍人を殺し、スラムに逃げ込む。そこは武装マフィアの抗争と人種差別者のテロが横行していた。姉妹はそれに対抗すべく、不良少女たちを集め「パンプキン・ガールズ」という武装集団を結成した。

トンデモナイ状態に陥った日本。
全くありえない話じゃない。
地球絶滅のお話よりもリアリティーがあるかも。
だって、実際に今、こういう状態の国があるわけだし。

登場人物や団体が多すぎて頭がこんがらがるのと、あまりにも痛い状況になかなか読み進めることが出来ませんでした。

内戦終結という目標を持って戦う海人と月田姉妹。
あくまでも正義を貫く海人と悪には悪をの精神で闘う月田姉妹。
両極に思える2組なのdすが
しかし、正義の海人は麻薬の売買はOKしちゃうし、悪の月田姉妹は恩義は忘れずそれに報いるためには命を張ります。
人の内面は決して一つでは納まりきれないんだな。
そういう意味ではこの2組は似た者通し。
悪と正義は共存していて、自分の目的を達成するために、どちらをどういう形で利用するかってことなんだろうな。
妥協点をどこに見つけるかってこともあるんだろうな。

この本の帯に書かれていたコピー
《世界と日本を予言する問題作》
いつ、こういう日が自分に訪れても不思議ではないと・・・そういうお話でありました。

*:・'゜☆。.:*:・'゜★゜'・:*:.。.:*:・'゜:*:・'゜☆。.:*:・'゜ ">*:・'゜☆。.:*:・'゜★゜

今日のお料理は、おナスオンリーの

♪ナスそうめん♪

見てみて♪

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コメント

読みたくなる一冊ですネ!

投稿: コスモ | 2009年8月 4日 (火) 07時30分

 おお、読まれましたか。ほんとうに痛い内容でしたね。
 別の次元にある日本、そんな気がしました。ここに書かれている日本は、今の世界ではソマリアであり、イラクであり、アフガニスタンなのだと。私達はその世界を知っている、だけど見えないふりをしている。だから、それを見せ付けられると、痛い。
 海人も月田姉妹もその世界の中で、懸命に生きている。生き様は様々だけど、自分なりの信念を持って・・・。

投稿: マサエ。 | 2009年8月 4日 (火) 10時31分

♪コスモさん、こんにちは♪
ちょっと怖いお話でもあります。
続編もあるので、戦いはまだまだ続くようです(>_<)

*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~

♪マサエ。さん、こんにちは♪
やっとです(^^;
先日DVDで「光州5.18」という映画を見ました。
1980年5月18日から27日にかけて韓国の全羅南道の道庁所在地であった光州市で発生した、民主化を求める活動家とそれを支持する学生や市民が韓国軍と衝突し、多数の死傷者を出した事件の映画だったのですが、軍が市民に向けて発砲するなど衝撃的な場面が多く、これがほんの30年前のお隣、韓国で起きたのかと思うとゾっとしました。
言いたくはないですが、世界レベルから見ると日常茶飯事なのですね。
海人たちの今後も知りたいので続きを読もうと思います。まだ本が入手できてないので何時になるか解りませんが・・・(^◇^;

投稿: あばた | 2009年8月 4日 (火) 12時52分

なんだかすごい状態の日本ですね。
アフリカで起こってるような内戦が続くと国が文字通り荒廃してしまうので、たまったものじゃないです。

投稿: tkc | 2009年8月10日 (月) 00時57分

♪tkcさん、こんにちは♪
トンデモナイ世界です。
このお話では世界恐慌がやってきて、日本も不景気でってとこが始まり。今とちょっと似てたりします。
この荒廃がちょっとやそっとでは収まらないってとこがまた怖い。
なぜ人はこんな過ちを繰り返すのでしょうね(;´Д`)

投稿: あばた | 2009年8月10日 (月) 13時49分

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