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2008年10月23日 (木)

♪その日のまえに♪

Photo_2 重松 清 (著)
「きみの友だち 」に続いて、映画化される重松 清氏の本です。

本のあとがきに

「生きること」と「死ぬこと」、「のこされること」と「歩き出すこと」をどうしても描きたかった

とご本人が仰ってる通り人の命のお話です。

「ひこうき雲」「朝日のあたる家」「潮騒」「ヒア・カムズ・ザ・サン」   の4編
そして「その日のまえに」「その日」「その日のあとで」の3編。
計7編の短編集です。
そのなかの「その日のまえに」「その日」「その日のあとで」がメインのストーリー、その他のお話がサブストーリーとなり、メインのお話に絡んできます。

「その日のまえに」「その日」「その日のあとで」のおはなしは・・・
妻がガンを患い余命を宣告された。
彼は妻とその最後の日を「その日」と呼びその心の準備を始めるのです。
二人の新婚時代を過ごした町を訪ねる「その日のまえに」
そして「その日」。妻の命の灯火が消えようとするなか、イラストレーターである夫は花火大会のポスター造りという仕事を請け負う。依頼者がその花火はガンで亡くなった友人の迎え火だと言ったことに心を動かされたからだった。
そして、息子二人を伴って花火大会に向かう「その日のあとで」

こう書くと暗く哀しいお話だと思われるかもしれません。
確かに最初から最後まで泣き通し、電車の中で読んでるときは顔を上げることが出来ませんでした。
でもそれは辛く哀しいからじゃなく、人の優しさだとか、死の持つ意味だとか、そういうものに心打たれるからなのです
そういう意味では先日観た「おくりびと」と共通するものがあるかも。

お話の殆どが「のこされるもの」の視点で書かれているので、その死の持つ意味を深く考えさせられます。
「その日」とはその1日ではなく「その日のまえ」と「その日のあと」があるからこそ大きな意味を持つのだなと。

命なんてそうそう諦めきれるものじゃない。
私なんて健康診断でちょっと引っかかっただけで落ち込みまくってます。
母が病気になったときは兄の家に押しかけて一晩中泣いてました。
なので、こんなに穏やかに心の準備をすることが出来るかどうか自信が持てません。
でも、「のこされるもの」に自分の死を通して何かを感じてもらえたら、それが「自分の生きてきた意味」なんだろうなって。そのために自分が出来ることってあるのかもしれないな。
近しい人の死を無駄にしない生き方をしたいなって・・・思ったりしました。

とっても心温まる優しいお話です。
おススメします。

*:・'゜☆。.:*:・'゜★゜'・:*:.。.:*:・'゜:*:・'゜☆。.:*:・'゜ ">*:・'゜☆。.:*:・'゜★゜

今日のお料理は、食物繊維たっぷり
♪切干大根の酢の物♪.
見てみて♪

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コメント

こんばんわhappy01
なかなか本をじっくり読むことができないこの頃ですが、
読んでみたいですね。
死ぬことは避けられないこと、そしたら生きている今、
明日、これからどんなことをしたいか、
残される人に何か伝えられるだろうか?

あばたさんも見た「最高の人生の見つけ方」。
(見たかった映画の一つです。)
この間DVDかりて見ました。
死を前にして、幸せに過ごすことができるって、
きっと最後に与えられたプレゼントみたいなものかなって・・・

投稿: ユウキ サンタ | 2008年10月24日 (金) 01時32分

私は、本を読むのがたま~になので(笑)本情報は、めっきり。
なので、あばたさんの紹介される本参考にしています♪
〝きみの友だち〟も読んでよかったなぁと思ってます。
もっと早く読んどけばー。とも思いましたもん。
これも あばたさん情報のおかげです(^_-)-☆
〝死〟って普段は 考えないものですもんね。考えないからこそ あとで後悔したり悔やんだり。
今年は 祖父の死、映画などでけっこう、死について考えさせられました。この本も、オススメされているし読んでみよう♪

投稿: まにー | 2008年10月24日 (金) 10時08分

♪ユウキ サンタさん、こんにちは♪
そうなんですよね。
先の話じゃなくて、今も言えることなんですよね。
なのに人間切羽詰らないと考えない動かない。
私も日々頭の片隅にこの考えを持って生活していきたいです。

「最高の人生の見つけ方」
やるべきことを見出せた彼らって幸せですよね。
そのプレゼントを自分のものにするためには勇気も必要なんですね。
あっ。勇気にプレゼント。
誰かさんのお名前みたい(≧∇≦)ノ

♪まにーさん、こんにちは♪
お爺様、残念でしたね。でも大往生されたのでは。きっと幸せな一生だったに違いありません。

このお話は何処にでもある家族や風景のなかで進んでいきます。
そして誰にでも訪れる死。
特別なことじゃないから自分の心一つで幸せにも不幸にもなれてしまうのかも。
せっかく授かった命だし、最後まで幸せに過ごしたいなって思ったりします。
この本はそのためのヒントが隠されているんじゃないかなと思いました。

泣いちゃうからハンカチを準備して読んでくださいね(ρ_;)

投稿: あばた | 2008年10月24日 (金) 18時11分

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