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2008年6月11日 (水)

♪ ビート♪

Photo_2 今野 敏 (著) 幻冬舎文庫
先週ご紹介した【ビート】の続編。警視庁強行犯係・樋口顕シリーズの第三作です。

おはなしは・・・
警視庁捜査二課・島崎洋平の長男が大学柔道部の先輩の日和銀行運用計画課課長代理・富岡に父・島崎が不良債権の「飛ばし」容疑で捜査している状況を漏らしてしまう。
そのことに気付いた島崎は富岡に詰め寄るが逆に嵌められ、より詳しい捜査情報を話してしまうことに。
が、その富岡が自宅マンションで殺害された。容疑者として浮かび出たのは、その夜、富岡の自宅を訪ねたと思われる女性、そして以前から富岡をマンション前で待ち伏せていたという茶髪の青年の二人。
島崎は犯人は次男の英次ではないか、という疑惑を抱き不安を抱く。
捜査本部で共にこの事件を追っていた樋口顕は、やがて島崎のようすに疑問を持ち始める・・・

厳格な父。その父の意思を継ぎ柔道に勤しむ優等生の長男。学校にも行かず引きこもりぎみの落ちこぼれの次男。
父親は次男については関わりを持たずに生活してきた。しかし、疑いを持つことにより今まで見えてこなかった息子の別の顔が見え出すのです。

そう、このお話もミステリーとかじゃなくて親子関係とか家庭のことを考えさせられる人間ドラマです。

あと、未熟な若者の成長過程を見るお話でもあります。
長男と次男の会話で
「人は本当にやりたいもののためなら、辛さは我慢できるもんなんだよ」ってのがありました。
世の中面白くないって嘆くばかりの若者よ、自分がやりたいことをまず探しなさいよ。

常に冷静沈着な樋口刑事と体育会系の島崎刑事との対比も面白いです。

正直最後までこの島崎は好きにはなれない人間だったのですが、親の愛ってこういうものなのかなと、ちょっと感動を覚えたりもしました。
このあいだの秋葉原の親御さんを見てても思ったのですが、親って子供の犯した犯罪は自分が犯した罪以上に深く反省しいたたまれない気持ちになるものなのでしょうね。

ただラストは・・・今野敏さんの「隠蔽捜査」を読んだ後だと?????
これでいいの~????

*:・'゜☆。.:*:・'゜★゜'・:*:.。.:*:・'゜:*:・'゜☆。.:*:・'゜ ">*:・'゜☆。.:*:・'゜★゜

今日のお料理は、皮なし餃子?
: ♪ニラまんじゅう?♪.
見てみて♪

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コメント

警察モノというより、家族モノ 人間モノとして面白い話でしたね。でも私も最後がどうも納得いかないんですよ・・・。よろしくない、ですよねぇ??未だにモヤッと感が残りますcatface

投稿: FUH | 2008年6月12日 (木) 10時37分

♪FUHさん、こんにちは♪
FUHさんもそう感じられましたか。
私、最後まで島崎が好きになれなかったから、余計にそう感じるのかと思ってました。
あとがきを読むとこの本、今野さんがかなり力を入れて書き上げたとのこと。
確かにダンスの描写とかは今までとのイメージと異なっててスゴイなと思いました。
そろそろ今野さんの新シリーズにも挑戦したいのですが、相変わらず未読の本が山積みです ( ̄ω ̄;)!!

投稿: あばた | 2008年6月12日 (木) 20時41分

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