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2008年4月20日 (日)

♪フィクサー♪

Photo_2 『ボーン・アイデンティティー』の脚本家トニー・ギルロイが初監督と聞いて勝手にアクションものだと思い込んでました。
ストーリーが解りづらいと聞いていたのでスピード感のあるものだと・・・
全然違いました。静かな社会派ドラマです。

おはなしは・・・
大手法律事務所のフィクサー「もみ消し屋」として活躍するマイケル(ジョージ・クルーニー)。
才能はあるが出世できず、妻にも離婚され、借金を背負わされ、ギャンブルにもはまり、焦りと不安を感じる日々。
そんなある日、巨大農薬会社の集団薬害訴訟にかかわっていた同僚の弁護士アーサー(トム・ウィルキンソン)が精神に異常をきたした。
企業側の隠蔽に気付きながら弁護しなければならないという重圧に耐え切れなくなったのだ。
マイケルはその後始末をするため、アーサーの下へ向かうよう上司に命じられる。

企業の隠蔽体質って日本でも大きく取り上げられてますよね。
そういうニュースを見るたびに思うのは、もし自分がその中にいたときに、全てを投げ打って正直になることができるだろうかってコト。
社会に波風を立てないため、自分の身を守るために自分自身を偽ってしまうかも。

主人公のアーサーも善と悪の狭間で葛藤します。
しかし偶然見かけた3頭の馬。その澄んだ瞳に吸い寄せられたときに彼の運命は変わるのです。

企業内弁護士役のアカデミー助演女優賞をとったキルダ・スウィントン。
彼女の役柄も企業のために自分を偽り、自社を守ろうとするというものなのですが、その人間としての苦悶が痛いほど伝わってきます。
さすがです。

聞いていたような難しさは感じませんでした。
ただトム・ウィルキンソンの静かな語り口調から始まるので、うっかり眠ってしまう人はいるかも(笑)

子供の頃には、当たり前のようにして持っていた正義感。
大人になって忘れてしまってるってことないですか?
人が人としてあるために忘れてはならないことを思い出させてくれる、そんな映画でした。

*:・'゜☆。.:*:・'゜★゜'・:*:.。.:*:・'゜:*:・'゜☆。.:*:・'゜ ">*:・'゜☆。.:*:・'゜★゜

今日のお料理は、味付け不要
♪きゅうりもみ♪.
見てみて♪

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コメント

 子供の頃の正義感、いつのまにやら薄くなってしまったということは、時々自分で感じることがあります。悪いことをしようとは思わない。でも、見て見ぬふり、これはよくやっている。見なかったことにしようと、精神が防御している。波風をたてたくない、自分の生活を守りたい。
 毅然とした生き方、難しいと思います。

投稿: マサエ。 | 2008年4月21日 (月) 09時25分

子供のころに正しいと思っていたことが、実際には様々な要因がからみ合っていて、正しいか否かは置かれた立場によって変わってくるっていうのはありますね。
正義って難しいです。
でも人として守らなければならないもは、あるんじゃないかと思います。

投稿: tkc | 2008年4月21日 (月) 20時16分

♪マサエ。さん、こんにちは♪
「正義感を振りかざして」っていうのも???ですもんね。
和って大事だし、わざわざコトを荒立てなくってもってこともあります。
もちろん保身のためにも必要ですしね。
ただ、それによって人を傷つけたりだけはしない、そうありたいですね(#^.^#)

♪tkcさん、こんにちは♪
そうですね、大人になると世の中の複雑さに気付いたりしますね。
子供はそういう意味で残酷だって感じることも。
守るべき一線。その見極めも難しい(;´Д`)
私、子供のままがラクでいいや (^┰^;)ゞ


投稿: あばた | 2008年4月21日 (月) 20時52分

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ニューヨークの大手法律事務所ケナー・バック&レディーンに所属する、マイケル・クレイトンは表舞台ではなく裏舞台フィクサー(もみけし屋)として働く弁護士。仕事に対しても表舞台に出れず、私生活では離婚や大きな借金を背負い、ギャンブルにも手をだし、八方塞がりの状態だった。 そんな時、同僚のトップ弁護士アーサーがクライアントの巨大農薬会社U・ノース社と訴訟中原告の前で、服を脱ぎ出してさわぎだすと言う奇行を演じた、その問題を収拾するために向かった、マイケルだったが・・・。 -----------------... [続きを読む]

受信: 2008年4月20日 (日) 23時11分

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