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2008年4月 3日 (木)

♪ラスト・コーション♪

Photo_2 同じ恋愛モノでも、前の「マイ・ブルーベリー・ナイツ」とは真逆。
ドロドロの愛憎劇。

おはなしは・・・
日本軍占領下の中国。
香港の女子学生ワン(タン・ウェイ)は同じ大学のクァンたちと共に演劇を通じ「抗日」を訴えていた。
ある日クァンは敵対する特務機関のリーダー、イー(トニー・レオン)の暗殺を企てていることを仲間に告げる。
密かにクァンに思いを寄せていたワンはその計画に同調。イーのもとにスパイとして送り込まれ、愛するクァン、そして仲間達にイーの愛人となり身を捧げるよう告げられる。
しかしイーは上海へと移り住み、計画は頓挫してしまう。
計画実行のためには手段を選ばない仲間達に失望し、自身も傷つけられたワンは大学を辞め、上海で新たな生活を送ることに。
3年後、そんなワンの元にクァンが現れ、イー暗殺の計画は、より大きな組織下で着々と進んでおり、そのためにはワンの力が必要だと告げる。
ワンは再びイーのもとに送り込まれ、愛人となるように仕向けられる。
しかしワンはイーの激しい愛に心が揺れ動きはじめ・・・

ワンはスパイとして、イーは職務のため、常に「死」というものを意識していた。
裏切りや寝返りの駆け引きの中で真実の愛に飢える男女が出会ってしまったのです。

イーは自身の不安をサディスティックな愛という形でワンを求め、
ワンは、イーに対して、そして仲間に対して持つ、ある種、自虐的な気持ちでその愛を受け止める。
彼らが本当の愛にたどり着くのは無理もなかったのかもしれません。
この映画はR-18指定。
なのでかなり大胆な性描写がありますが、それがあってこそ、この映画の本質が見えてくるように思いました。

ワンを演じたタン・ウェイは1万人のオーディションで選ばれたと言うだけあって、その演技、とくに、しぐさと眼差しが凄い。
なんて多くのことを語ってるんだろうと、驚かされます。

ストーリーにも2重3重の裏があって、とってもとっても深い。

2時間半という長い長い映画。
ですが、イー、そしてワンの心理描写がとても丁寧に濃密に描かれていて、長さは感じません。
映像の美しさも見逃せません。

あと、自分の命を賭けてまで「抗日運動」をする人たちの姿。日本人はちゃんと受け止めないといけませんね。

残酷なまでに人間の本質と人生のはかなさを描いている映画です。
機会があればぜひ!

*:・'゜☆。.:*:・'゜★゜'・:*:.。.:*:・'゜:*:・'゜☆。.:*:・'゜ ">*:・'゜☆。.:*:・'゜★゜

今日のお料理は、歯ざわりがご馳走
♪レンコンとベーコンのバター炒め♪.

見てみて♪

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コメント

抗日運動をあつかった中国の映画と聞けば、日本憎しをただ煽るようなイメージを持ってるんですが、この映画はそうじゃないみたいですね。

あまり気にはしていなかったんですが、あばたさんやYahooのレビューを読んでるうちに興味がわいてきました。

ただ
>ドロドロの愛憎劇
まさしく苦手分野...catface

投稿: tkc | 2008年4月 4日 (金) 23時29分

トニーレオン、好きなんですよ~。
でも、この映画はむずかしそうなイメージがあってノーチェックでした。
あばたさんのレビューを読ませていただくと、どの映画も見たくなっちゃう!
今日はようやく「魔法にかけられて」を観に行くことができました♪

投稿: くるみ | 2008年4月 5日 (土) 20時15分

♪tkcさん、こんにちは♪
この映画では日本も危うい立場にあり、この状況も長く続かないであろうと予想できます。
そういう波乱の時代に翻弄される人間を描き出していると思います。

ドロドロはドロドロなのですが、昼ドラにあるような人間の醜さが前面にでるようなお話ではないので、却って苦手意識のあるかたにこそオススメですよ。

♪くるみさん、こんにちは♪
トニー・レオンのファンなら、今までのイメージを崩してしまう恐れもあるかも。なんと言ってもR-18ですから(bleah笑)
観る映画を選ぶのは時間との都合を考えるととっても難しいですよね。
私も観たいけど我慢ってことが多いです。
そんななかで少しでも参考にしたいただけると嬉しいです。

「魔法にかけられて」
楽しんでこられました?
感想、機会があれば聞かせてくださいねwink

投稿: あばた | 2008年4月 7日 (月) 20時22分

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