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2008年1月23日 (水)

♪モルヒネ♪

Photo_2 安達千夏(著)

「あなたがほしい」で第22回すばる文学賞を受賞した安達千夏さんの久々の本ってことで期待して手にしました。

お話は・・・
ホスピスの在宅医療の医師・藤原真紀。
彼女は過去に母を自殺で、姉を父親の暴力で失い、自分が死ぬ自由を獲得するために医者になった。
学生時代の恋人、倉橋克秀。ピアニストになるため海外留学の道を選び、真紀の前から姿を消していた。そんな彼が七年ぶりに真紀の前に患者として現われた。
克秀は余命三ヶ月の末期癌だったのだ。
克秀は真紀にモルヒネによる安楽死を要望する・・・

う~~~ん。重い。

真紀と克秀が少々特殊な考え方の持ち主として書かれているので共感しにくい部分があるのですが、作者の安達千夏さんが母親のレイプによって生まれた子供ってことを考えると何となく言いたいことが見えてくるような気がします。
人は生まれてくるときは自分の意思での選択はできない。
ならば死ぬときぐらいは自分の意思で。

安楽死や尊厳死。今の日本では認められないけれど、自分で死を選び取る方法というものがあるんですね。実際にそれを認める国もあるそうです。
たとえそこまでいかなくても、末期治療の方法くらい自分の意思で決めたいなと思いました。

こう書くと、この本は「死」についてのみ書かれているみたいですが、決してそうではなくて、死に向かう姿勢もその人の生き様なのだなということを気付かせてくれます。
私たちはこの世に生を受けた瞬間から死に向かってるわけですから、毎日を精一杯生きなければならないんだなと思ったりしたのでした。

*:・'゜☆。.:*:・'゜★゜'・:*:.。.:*:・'゜:*:・'゜☆。.:*:・'゜ ">*:・'゜☆。.:*:・'゜★゜

今日のお料理は、冷凍小芋やグリンピースを使った
♪簡単お煮しめ♪.
見てみて♪

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コメント

 うーむ、重い話だ。末期癌か~、これは身につまされるので、読んではいけないな。
 モルヒネ、癌の疼痛を和らげるために使われる。鎮痛剤は大量に使うと、眠るように死んでいけるらしい。
 生きたいという気持ちとの兼ね合いもあるだろうし、死期だって簡単には選べないと思う。

投稿: マサエ。 | 2008年1月24日 (木) 12時22分

私もこの本、去年読みました。真紀の心理描写、死についての思いには納得出来るところが多々。真紀が医者になった理由、その気持ち、”普通”ではないけど、分かりますね・・・。特に「飛行機に乗るたび、墜落を心待ちにしていた。」に始まる心情描写には、ヤラレました。。そして私にとってモルヒネは 「必要ない」のではなく、心の中に隠し持っているから強くいられる物かな、と思いました。

投稿: FUH | 2008年1月24日 (木) 13時16分

♪マサエ。さん、こんにちは♪
かなり痛いお話でした。

死について考えるよりも、いつかその時を迎えるから、そこからは逃れられないのだから今自分が何をすべきかを考えるべきだなと思いました。

それに私たちって1人じゃないし、自分の命は自分だけのものって考えるのも違うのかなって。
この主人公の女性も自分の患者や恋人とともに頼り頼られ生きていくのだと思います。

♪FUHさん、こんにちは♪
FUHさんも読まれたのですね。
私みたいなバカはモルヒネなんて持ったら危なくってしかたがない(笑)
怖がりだからね。目を背けてたりします。
そのときは、出来れば神様がそっと、気付かぬように、優しく背中を押してくれたらいいんだけど・・・
だから弱っちいのかな~(^◇^;

投稿: あばた | 2008年1月24日 (木) 20時37分

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