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2007年11月 6日 (火)

♪サウス・バウンド♪

Photo_2 奥田 英朗 (著)

先日、映画を観て、面白かったんだけど、ちょっと消化不良って感じ。
で、原作を読んでみたくなって・・・

おはなしは・・・
東京に住む、小学六年生の上原二郎は年齢の離れた姉と、小学四年の妹桃子の三人兄弟。
元過激派、今はフリーライターらしいが、何をしているのかよくわからない父・一郎と、喫茶店を営む母・さくらとの5人家族。
年金係のおばさんに喧嘩を売り、二郎の担任に議論をふっかける父一郎は二郎にとっては目の上のたんこぶ。
そんなある日、父の昔の知り合いに頼まれたということで、アキラおじさんという人と一緒に暮らすことになった。
やさしいアキラおじさんに頼まれ二郎はある家の玄関を開けてもらうことに。しかし、その家は、アキラおじさんたち過激派の内部抗争での、相手側のリーダー宅。アキラおじさんはそのリーダーを殺害してしまう。
警察は父一郎も一味と疑う。しかし一郎はアキラの仲間に「誰がアキラに殺害を命じたのだ」と怒り狂う。
同じ思想を持ちながらも、いがみ合い、末には殺害まで犯してしまう。そういう集団での運動に嫌気がさし、一郎は、組織を抜けアナーキストの道を選んだのだった。

そういう騒ぎに嫌気がさした一郎は、突然沖縄に移り住むことを決める。成人した姉・桃子を一人東京に残し、家族4人は沖縄の離島西表に引越す。

一家は父の知り合いに紹介された廃村の廃屋で生活することに。
沖縄のみながそれぞれ何かしら持ち寄って来てくれて、何もない家族も生活には困らない。沖縄はユイマール(相互扶助)の考えが浸透している土地なのだ。
東京では働いている姿を見かけたことのない父が、この地では額に汗し、働いている。畑を耕し、海に漁に出る。そんな父を見直し、沖縄の暮らしも悪くないなと思っていた矢先、一家の住む土地は開発業者が島の議員と結託し買い占めた開発地の一角だと、立ち退きを迫られる。
権力というものに闘志を燃やしてしまう父一郎は身体を張って立ち向かう・・・

映画ではこのアキラおじさんのお話がバサっとカットされていて、沖縄に移り住む理由が二郎の暴力事件ってことになってました。
だから、何だか説得力がなかったのね。
これが抜けてしまうと、どうして一郎がこういう生き方を選んだのかも解らない。
「過激派の内部抗争」とかって映画で扱いにくいのでしょうか・・・

あと、沖縄の人たちとの交流の部分も映画ではあまり語られてなかったのですが、ユイマール(相互扶助)の考えとかがあってこそのラストなのになと。
その辺がモヤモヤしてたので原作を読んでスッキリです。

「自分のことは自分で考え、決めて生きろ!集団に組するな!」父一郎の言葉が心にしみます。
とかく周りと同じであることを良しとし、それに安心感を持ってしまう。
人と違うことをすればたちまち異端児扱い。
学校では不良と呼ばれ、社会ではつまはじき。
自然、自分の頭でものを考えるってことが少なくなってきてるように思えます。

この本、ひょっとしたら自分の生き方も変えてくれるかもって・・・いい本です。

*:・'゜☆。.:*:・'゜★゜'・:*:.。.:*:・'゜:*:・'゜☆。.:*:・'゜">*:・'゜☆。.:*:・'゜★゜

今日のお料理は、おナスはこうして食べるのが一番好きかも。
♪焼きなす♪.
見てみて♪

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コメント

こんにちは〜。
この本、結構長いですよね。
この間も本屋さんで買おうかどうか、悩んでしまいましたよ。
何だか面白そうです。
やっぱ、帰りに本屋へ行きます(∇⌒

投稿: サスケ | 2007年11月 7日 (水) 14時59分

♪サスケさん、こんにちは♪
そうですね。結構長いお話なのですが、どんどん読み進めてしまいますよ。
思想とかのお話って堅くなりがちですが、これはとってもソフトで解りやすい。
「そういう世界もあるのね~」って。
実際に西表にはあるのかも。羨ましいです。

投稿: あばた | 2007年11月 7日 (水) 20時30分

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