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2007年4月13日 (金)

♪天の瞳♪

Tennohitomi 灰谷健次郎(著)

幼年編から始まり、このあすなろ編までの8巻。
この本も昔から刊行されるのを待ちわび待ちわび読み続けている本でした。

昨年末に灰谷さんが亡くなり、このお話も、ここまでとなってしまいました。

「天の瞳」はTVでドラマ化もされたのでご存知の方も多いかと思います。
たしか、そのドラマでは灰谷さんが駄菓子屋のおっちゃんとして出演されていたかと思います。

主人公の倫太郎とその仲間たちの成長過程を追うお話です。
倫太郎自身も、とっても魅力的な少年です。
そして、彼の身近にいる大人たちも、とっても魅力的。
保育園では園長の園子さんや、あんちゃん、若い保母らが、子供を教えるのではなく子供に添うという気持ちで、子供達の自主性や可能性を伸ばしていこうとします。
倫太郎のじいちゃんも、とってもステキな人で、心に響く言葉を一杯倫太郎に伝えてくれます。

例えば
・「仕事というもんは、これまで、いろいろなことを学ばせてもらったお礼でもあるから、いつも人の役に立っているという心棒がなかったら、その仕事は仕事とはいわん。ただの金儲けと仕事は区別せんといかん。・・・」

・「仕事をしない人間は、我欲ばかりつよくなる。こせこせとちっぽけなことに気がいって、小理屈が多くなる。他人のことをあれこれいう。ほんとうに大事なものが見えていないから、流行を追っかける。自分を見失うので執着がふくらみ、つよくなる。そんなふうに生きてしまうと、神さまから、もろうた命を生き切ったことにはならない。未練ばかりが残ってしまうのじゃ。」

・「仕事は深ければ深いほど、いい仕事であればあるほど、人の心に満足と豊かさを与える。人を愛するのと同じことじゃ。ひとりの人間が愛する相手は限りがあるが、仕事を通して人を愛すると、その愛は無限に広がる。そうして生きてはじめて、人は、神さまからもろうた命を、生き切った、といえるのじゃ。」

こうして倫太郎とその周りの人たちは、成長していきます。
あすなろ編では、自分たちの成長に留まらず、知的障害者や非行グループの問題に取り組もうと行動を起こします。

8巻もあるので、とてもとてもココには書ききれない内容が詰まっているのですが、教育の在り方、人としての在り方など教えられることがとても多い本です。
学校の先生に灰谷さんファンが多いというのも頷けます。

灰谷健次郎さんが永眠され、この物語がここで終わってしまうのがとても残念ですが、この本が教えてくれた大切なことはこれから先も心に刻んでいきたいって思います。

*:・'゜☆。.:*:・'゜★゜'・:*:.。.:*:・'゜:*:・'゜☆。.:*:・'゜">*:・'゜☆。.:*:・'゜★゜

今日のお料理は、あっさり美味しい
♪鶏団子のトマトシチュー♪.
見てみて♪ 

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コメント

 灰谷健次郎さんの本は、「兎の眼」と「太陽の子」を読みました。ほんとうに子どもの心に添った作品でした。
 「天の瞳」は読んでいませんが、この本も良さそうですね。

投稿: マサエ。 | 2007年4月13日 (金) 10時20分

♪マサエ。さん、こんにちは♪
「太陽の子」は私も学生の頃に読みました。
今でもひまわり畑を見ると、この本のことが頭をよぎります。
また、戦争の話になちゃいますね。
「兎の眼」はまだなのでぜひ読んでみたいと思います。
灰谷さんの本は辛い現実のなかに希望を見せてくれるのがいいですね。
皆が灰谷さんの言葉を胸に刻んでいれば「いじめ」や「争いごと」なんかは半減しそうに思うのですが・・・
亡くなられてしまったのが本当に残念です。

投稿: あばた | 2007年4月13日 (金) 20時34分

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